書評

『書くのがしんどい 「人生が変わる」これからの文章教室』読みました。

始めに

2021年になって今更ですが、ブログを始めました!
私がブログを始める中で気を付けたいのが、途中で挫折しないように継続すること。

ブログ運営をする方で約9割の方が途中で挫折するらしく、その原因としてよく言われているのが、「書く内容が思いつかない」「書いても読まれない」「書くのが手間で続かない」など。

実際自分も挫折した時は書く内容が思いつかず、パソコンの前で手が止まってしまい挫折した過去もあります。

「書くのがしんどい」という本は、文章を書く時に感じる”しんどい”と感じる原因を突き止めてくれるような気づきを得れる本で今回はこの『書くのがしんどい』について紹介していきたいと思います。

「書くのがしんどい」の概要

タイトル 書くのがしんどい 「人生が変わる」これからの文章教室
著者 竹村俊助
出版社
PHP研究所
発売日 2020/7/30
説明文 たった5分でバシッと伝わる! メール、資料・レポート作成、PRで効果絶大! SNSで話題&ヒット連発の編集者が教える「伝わる文章術」
目次
  1. 書くことがなくてしんどい
    ー 書く以前の「取材」と「思考法」
  2. 伝わらなくてしんどい
    ー 「わかりやすい文章」の基本
  3. 読まれなくてしんどい
    文章を「たくさんの人に届ける」方法
  4. つまらなくてしんどい
    商品になる「おもしろい文章」はこうつくる
  5. 続かなくてしんどい
    書くことを「習慣」にする方法
  6. 書けば人生は変わる
    「しんどい」の先にある新たな自分

株式会社WORDSの代表取締役である竹村俊助さん。

前田裕二さんの『メモの魔力』や堀江貴文さんの『時間革命』などの編集・執筆を担当されており、10年間、編集者として培ったスキルやノウハウを投稿している『WORDSの文章教室』では、累計150万PV超え。
※『WORDSの文章教室』はオンラインメディア『note』にて投稿されています。

「note」にて編集者の視点からの「文章の書き方」や「企画の立て方」などの文章を執筆されている竹村さんですが、編集者として文章をいじることはあっても元々は「書くのがしんどい」と感じて、自ら「書きたい」と思っていた人間ではなかったようです。

10年以上編集者として、文章と向き合う中で著者の『上手く書けない』という悩みと向き合う中で5つの『書けない原因』に気づき、ひとつずつ克服していくことで、自ら書いて発信するようになったそうです。

この本ではそんな著者の気づいた『書けない原因』についてまとめられている本です。
目次の内容を見ても文章を書いている方の誰しもが一度は共感できるような大きな壁ばかりかと思います。

5つの『書けない原因』ごとにセクションが分かれているので、「書く内容が思いつかない」「書いても読まれない」など、自分に躓いたポイントに合わせて読み進めることができるのも特徴かと思います。

文章を書くのにまだまだ初心者である私自身でも共感できる箇所がたくさんありましたので、全てを紹介することは難しいのですが、私がとくに気を付けたいと思った内容を紹介していきます。

興味を持った方は是非購入してみてください!

「書くのがしんどい」で学んだこと

スベっても誰も見てない

文章が書けなくなる原因の一つとして下記のように、他人にどう思われるかを考えて手が止まってしまうことがあるそうです。

  • この文章を読んだらどう思われるだろう…。
  • 文章が下手と思われたくないな…。
  • 炎上したらどうしよう…。

このように文章が書けなくなる原因は自意識によるものが大きいらしく、自分への期待が高いほど、手が止まりがちになります。

この時の対処法として『とにかく書く』。

自意識が邪魔していることを理解した上で、手を止めないことが大切だそうです。
ほとんどの人は失敗例ではなく、成功例を見てくれます。

「あの人は『君の名は。』をヒットさせた人だ」と考える人が大半で「あの人は○○の企画がスベった人だ」とは言わないです。

私も綺麗に文章を書こうと思って手が止まることが多いので、気が付いた時に「とりあえず書こう!」って意識が出来た気がします。

ひたすら書いて経験することが大事だとは思いつつ、見られることに不安を感じていたので「スベったとしてもほとんどの人には見られない!」って思うだけでだいぶん書きやすくなりました!

自分の中に「書き手」と「編集者」を作り出す

読まれやすい文章を書くためには自分の中に「書き手」と「編集者」を作り出すことがコツだそうです。

やり方は簡単で下記のプロセスで行います。

1.間違いなどは気にせず、頭に思い浮かんだものを主観的に書いていく。
2.時間を少し開けた後、書いたものを客観的に見ながら整理していく。

このように、自分が書いた文章を客観的に自分で直していく方法が、自分の中に「書き手」と「編集者」を作り出すことだそうです。

急に編集者になれと言われても難しいと思うかもしれないですが、簡単な文章のアドバイスぐらいなら案外誰にでもできるそうです。

普段、文章を読んでいても「ここの文章を読みづらいな。」「もっとこう書けば良いのに。」と思う時もあると思いますが、そんな感覚で文章を整理していくと読まれやすい文章になるそうです。

【この作業をする際のポイント!】

書くときは自分をほめながら。
読むときは自分をけなしながら

この時のポイントとしては、書くときから自分に厳しくしないこと!
一通り書き終えてから整理を行うように注意して書き進めると良いみたいなので、是非皆さんも試してみてください。

この内容を読んで、自分のことを見抜かれた感覚がしました。笑

文章を書く時に「あーでもない」「こーでもない」って、何度も書き直してしまっていたにも関わらず、公開前に冷静になって見ると酷い文章が並んでるってことが何度かありました。

一度にやろうとせず、『書き手』と『編集者』で分けてみることを実践してみたいと思います!

小さく生んで、大きく育てる

ブログの継続が難しくなる一つの理由として、一生懸命書いた文章が読まれないこと。

『note』や『ブログ』に3000文字以上の文章を書くことは結構負担になり、
それだけ時間をかけたにも関わらず読まれなかったら、精神的にもダメージになります。

いきなりブログを書かず、発想をメモに貯めておきTwitterで内容を小出ししてみる。
「市場調査」をTwitterですることにより、「この話題なら大丈夫!」と思った時にブログを書いていく。

このように『メモ → ツイート → ブログ』みたいに発想を出世魚のように育てていくことで、見られる文章を書くことができるようになります。

また、SNSを活用することでライティングが孤独な作業ではなくなります。
フォロワーが編集者となってフィードバックを貰えることもあるので、みんなで文章を作り上げていけばよい!

自分の場合、Twitterを全然使わず、いきなりブログを書いてしまっています。

今の時代、ブログ運営をする中でTwitterなどのSNSを活用することは必要不可欠だと思っていますが、全然使いこなせていないので使い方を考え直したいと感じました。

実際に「#ブログ初心者」とツイートするだけで色んな方が「いいね」して頂けます。皆でブログを作り上げていく感覚を大切にしようと思いました!

最後に

ブログ始めたてということもあり、「書くのがしんどい」についてご紹介しました。

この「書くのがしんどい」には他の文章術に関する本では書かれていない、
文章を挫折するポイントが書かれており、これからブログを始める方や既に始めている方には本当にお勧めの一冊でした。

まだまだ文章術は未熟者ですが、ここで学んだ通り、実践を通してスキルアップできるように継続頑張っていきたいと思います。

気になった方は是非読んでみてください!

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くり坊
Web系フリーランスエンジニア