書評

『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』を読みました。

最初に

今回は地元の兵庫県に関わる本!
『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』をご紹介します!

この本は地元に近い『尼崎』という言葉と『表紙のイラスト』で購入したんですが、
凄い良くて『もっと色んな人に知って貰いたいっ!!』と思ったので、
今回はこちらの本をご紹介していきたいと思います!(*’▽’)ノ

【お勧めの読書層】

働いている方は全員にお勧めできる本ですが、特に下記の方にお勧めです!

  • 仕事を始めたばかりの方(社会人1~2年目)
  • 『商品』を売る仕事をしている方
  • 複数の仕事を持っている方

是非参考にしてみて下さい!
では、早速こちらの本をご紹介していきます!

「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」の概要

タイトル 仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ
著者 川上 徹也
出版社
文響社
発売日 2020/12/16
エピソード(※) エピソード①:なぜ本屋が傘を売り始めたのか?
エピソード②:なぜ本屋を継いだのか?
エピソード③:小林書店の強みとは?
エピソード④:鎌田實先生講演会
エピソード⑤:アマゾンに勝った話
エピソード⑥:夫 昌弘さんの話
エピソード⑦:本屋にとって取次は親
エピソード⑧:泥棒に入られる

※この本は目次がないため、物語の中で話される小林書店の小林由美子さんのエピソードを書いています。

『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』について

この本は兵庫県尼崎市にある実在する
書店『小林書店』とその店主『小林 由美子』さんをモデルにした本です。

主人公が町の小さな本屋さんと出会うことによる成長していく物語なのですが、
話の中に登場する小林さんが話すエピソードは『実話(ノンフィクション)』。

主人公の成長物語(ノベル)と小林さんの実話(ノンフィクション)を融合させた、
『ノンフィクション&ノベル』といえる作品になっています。

くり坊
くり坊

小林さんのエピソードの中には『働く上での大切なこと』が盛り込まれていて、話しかけられるように描かれていたからこそ、自分に語り掛けられるように感じました。

本当に『仕事への向き合い方を変えよう!』と純粋に思うことができました!

『著者』について

著者である川上徹也さんは大阪市阿倍野出身のコピーライター。
『物を売るバカ』『1行バカ売れ』『ザ・殺し文句』などの著者でもあり、
多くの著書が海外にも翻訳されています。

『湘南ストーリーブランディング研究所代表』でもあり、『ストーリー・ブランディング』という、商品に『物語』を取り入れるマーケティング手法を開発した第一人者。

また『書店好き』としても知られており、『本屋さんで本当にあった心温まる物語』という書籍も出しています。今回の「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」も『書店好き』で色んな書店さんを知っているからこそ書けたエピソードなんだと感じました。

くり坊
くり坊

私(くり坊)の父親は元国語教師でたまにお勧め本を教えて貰うのですが、以前に父親から良かったとお勧めされたのが『一行バカ売れ』!

今回紹介する本が『1行バカ売れ』の著者だと知って
1人で勝手にテンションが上がりました!笑

『親子は好みが似るのかな?』と感じてより親近感が沸きました!笑

『表紙のイラスト』について

温かみがある凄い良い表紙だなと思ったのですが、
カバーイラストを担当されているのが広島県出身のイラストレーター『佳奈』さん。

ベストセラー『なぜ僕らは働くのか』のイラストを担当された方でした!
こちらもお勧めな本なので、気になる方は是非読んでみて下さい!

くり坊
くり坊

佳奈さんのイラストは温かみがあって本当に良いなと感じたので、
一緒に紹介させて頂きました!

こんな柔らかいタッチで絵が描けるようになりたいです!

「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」で学んだこと

尼崎の小さな本屋さん『小林書店』とは?

学んだことを伝えていく前に、そもそも『小林書店』ってどんな本屋さん?
という疑問を持つ方も多いと思うので最初にお伝えしておきます!

昔ながらの町の本屋さんですが、

  • 作家さんから『小林書店で講演会がしたい』と指名される
  • 出版社の社長が直接『小林書店』に訪ねてくる
  • 取引先の傘メーカーの社長の著書にも登場

などの逸話を持っている書店さんで、2020年には『小林書店』をモデルにしたドキュメンタリー映画「まちの本屋」も制作されています。

これらは『小林書店』さんがお客さんや取引先から信頼を得ているからこそ、成し遂げられた話かと思います。この著書も当初は小林書店さんで『300冊ぐらいは頑張るわ』と言っていたにも関わらず、たった2週間で415冊も売り上げたそうです。

小林書店さん、発売2週間で既に415冊も売っていただいているらしい。当初「300冊くらいは頑張るわ」とおっしゃってたけど、2度も追加注文をして明日には420冊年内で完売するとか。すごい!! すごすぎる!

※川上徹也さんのFacebookでの投稿(2020年12月30日 20:04)より

 

こんな『小林書店』さんがどんな想いでお客さんや取引先の方と接してきたのかが
この著書のエピソードの中でまとめられています!

全てのエピソードをご紹介するのは難しいので、部分的に紹介させて頂きます!

本当に『ええ商品』と思って売らないと『失礼』

『小林書店』さんは本だけでなく、
傘も一緒に販売している変わった書店さんです!

阪神淡路大震災の被害を受けたのをきっかけにして
本以外の収入源を求めて傘を売るようになったようです。

エピソードの中で傘を売るときの想いが語られていました。

私は本屋を続けるために傘を売り始めたけど、
決して片手間にやってるなんて思ったことないで。
だいたい、傘メーカーは片手間に売ってほしいなんて
誰も思ってないやろ?
一生懸命に作った傘やし社員の生活がかかってんねや。
そう考えたらこっちも命懸けで売らなあかん。
命懸けで作り手の思いを伝えていく必要がある。
だから傘を売ってる時は、うちは傘屋や。

本屋が苦しいから、
何でもええからちょっと売れて儲けの足しになればいい、
みたいな気持ちで売るとしたら
ものすごい失礼やろ。

「エピソード①:なぜ本屋が傘を売り始めたのか?」より

傘だけでなく、小林書店で取り扱っている本でも
お客さんに嘘をつかないよう自信を持って勧めれるものしか取扱っていないそうです。

作家や出版社、メーカーが精魂込めて作っているもの。
由美子さんが思いを受け止めて販売しているそうです。

こういった仕事に情熱を持って取り組んでいっているからこそ、
多くの人からの信頼されているんだなと感じました。

くり坊
くり坊

私自身は商品を売る仕事ではないものの、
仕事を行う姿勢としては『ドキッ』とさせられるような内容でした。

ブログでも『アウトプットの練習になれば良い』『多少の儲けになればいい』という感じでやるのではなく、少しでも『見てくれている人に良いものを提供しよう』って気持ちで臨んでいきたいと思いました。

勿論、ブログだけでなく本業のエンジニアやその他の活動でも頑張って行こう!という気分になりました!

『弱み』と思っていることが一番の『強み』になる

新刊やベストセラーなどはどうしても大手書店に集まり、
小さな書店には入荷しづらく、新刊やベストセラーを売りたくても売れない状態。

『小林書店』は、大手出版社が相次いで発行していた料理全集や童話全集といった「全集」であれば、発売前に取った注文数を確実に仕入れられるということで「全集」を売っていく戦略を取ったそうです。

全集といっても、1巻1,200円で全12巻。
当時は本に1,200円はかなり高い金額だったのですが、
売上全国上位になるなど実績を残したことがあるそうです!

大手出版社の企画ものの説明会に初めて参加した
料理の全集で1巻1200円で全12巻。
1200円は当時としてはかなり高い金額やったから、
そう簡単に買ってくれる金額ではない。

どう伝えたらお客さんに「欲しい」と思ってくれるか真剣に考えた。
配達先のお客さんの顔を一人ひとり思い浮かべて、
どの人なら興味を示してくれそうか名前を書きだした。
それで説明会の帰りにお客さんの家を歩いて説明して回った。
そしたらなんといきなり4件も予約が取れたんよ。

もちろん出版社の知名度もあるかもしれん。
せやけどそれ以上にあったんは「信用」やということに気づいた。

30年間ずっと店をやってきた小林書店の信頼や。
私はこの信用だけは傷付けたらあかんと強く思った。
ただ自分の店が売りたいから売るんやなくて、
きちんとお客さんが買って良かったと思えるものだけを
きちんと説明して売らなあかんと思ってん。

「エピソード③:小林書店の強みとは?」より

長年積み重ねてきた信頼があることが、
小林書店の強みだということに気づいたそうです。

小さいし不便な場所で、待っていてもお客さんが来てくれない。
こっちから出向いていかないと売れない。
そんな環境だったからこそ、お客さんとの信頼関係が築けていた。

『弱みだと感じていたことが一番の強みになる』ことがあるということを
このエピソードの中で教えていただけました!

くり坊
くり坊

誰しも『自分の強みって何だろう?』って思うことってありますよね?

私自身、何度も強みについて考えたことがありますが、強みを探しても全然思いつかないことが多かったです。でも、弱みだと結構色々出てくるなって思いました!

『弱み』から『強み』を探してみるって方法は凄い気づけるところが多いので、是非やってみてください!

最後に

今回は「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」の本をご紹介させて頂きました!

この本は本当に『仕事の姿勢』『人間関係の向き合い方』『自信の持ち方』など、多くのことを学べる本なので本当にお勧めな本です!

小林さんの言葉を自分がまとめるのではなく、
本文をそのまま感じて頂きたかったからこそ引用を多めに使わせて頂きました!

『小林書店』さんの武勇伝や他のエピソードでの気づきなど
本当はもっと伝えたいこともあったのですが、すべてのことを伝えるのは難しいので、
気になった方は是非実際に読んで頂ければと思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

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